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鳶工事とは?Scaffolding work

鳶工事とは?

当社では、賃貸マンションの新築と改修をメインに鳶工事全般を請け負っています。新築事業の場合、主な業務は現場を安全に取り囲む「仮囲い工事」、掘削に始まる「土工事」、基礎工事から打設に関わる「コンクリート工事」、躯体工事全体のために据え付ける「足場工事」などを行います。特に足場に関しては強度の強い単管足場と枠組み足場を取り扱っており、どの現場でも安全と安心を確保し、クライアント様からの信頼も得ています。
未経験の方は最初から資格はいりませんが、仕事をしながら資格取得が可能です。当社の業務に必要な資格は、足場の組立て等特別教育、フルハーネス型墜落制止用器具特別教育、車両系建設機械運転技能講習、車両系建設機械(解体用)運転技能講習、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者、クレーン運転特別教育などがあります。

仮囲い工事Enclosure work

仮囲い工事

工事期間中、関係者以外の立入禁止や粉塵の飛散防止のため、工事現場の周囲を囲います。仮囲い用のパネルや単管パイプを用いて、囲いが倒れないように補強しながら施工します。また防炎防水加工を施した塩化ビニール樹脂シートを使用することもあり、粉塵等の飛散防止以外にも、近隣住民に対する目隠しの役割としての配慮も行っています。仮囲い工事は現場の大きさによって、1日から3日ほどかかります。

土工事Earthworks

土工事

新築現場では、まずは重機を入れて土を掘削する土工事を行います。建物が建つ場所に沿って掘削し、既定の底まで掘る根伐り工事を行った後、四方の地盤が崩れないように山留め作業を行います。その後、他業者による大工工事、鉄筋を入れる工事などが行われ、基礎にコンクリートを流し込む型枠が用意されます。

コンクリート工事Concrete work

コンクリート工事

建物の基礎となるコンクリートを型枠の中に流し込むコンクリート打設工事を行います。コンクリート打設は、生コン車で運ばれた生コンクリートをポンプ車から型枠内に流しこむ作業で、バイブレータで空気を抜きながら流し込んだら、1~2日ほど養生期間を置き、コンクリートが固まるまで待ちます。
その後、大工業者が型枠を外し、次に建物の床部分や外部などに残土を戻して平らにする埋め戻し作業を行います。コンクリートの下張りに押出発泡ポリスチレンやポリフィルムなどを敷いて防水・防湿処理を行い、その上から土間コンクリート打設の施工を行います。

足場工事Scaffolding work

足場工事

1階の床部分のコンクリートが仕上がったところで、足場工事に入ります。ここからが鳶職人の本領発揮で、1階壁と2階床を施工するための足場を躯体の外部に組みます。基礎工事と同じように各階の壁と床をつくるための型枠にコンクリート打設を行いながら、徐々に足場を上階に向けて増設していきます。これを最上階まで繰り返し、屋上の床までコンクリート打設を行ったら、足場工事は終了。あとは他業者による外壁の工事が終わるまで足場は残しておき、全ての工事が終了したところで足場の解体工事を行います。

その他の業務Others work

その他の業務

鳶工事以外にも、新築工事に伴う業務があります。大型建造物の建設に使われるタワークレーンや、工事用エレベーターのロングスパンなどの組み立てを行っています。これらは小さな建築現場では使われませんが、大規模な建築現場ではこの重機を保有している業者が現場に運び入れ、当社の職人たちが組み立てを担当します。